散策会

(第57回散策会)谷津バラ園と干潟を訪ねて

5月21(日)、前日の突然の断水にもめげず、東武柏駅に9:20集合、東武野田線で船橋駅へ、始発なので女性陣6名が横に並んで座ることができた。早速カメラでバラ園に着く前にバラの撮影となった。        船橋駅では改札口前の「さざんか さっちゃん」に集合、鈴木(一)氏も合流して総勢20名が揃った。「さざんか さっちゃん」の像は船橋駅の「ハチ公」のような存在であるが、小生も含めて知らない人が多く、募金箱なのだが、ひとしきりさわったりした。

ここから京成船橋駅まで歩いたが、我々東葛地区住人は駅周辺や京成駅が立派になったのでびっくりしたりして、これも勉強になった。京成線にのりかえ、谷津駅に到着、ここからウオークを開始、緑が美しい谷津公園の中を歩いて、第一の目的の谷津バラ園に着いた。

バラは今正に満開、天気にもめぐまれ多勢の人にバラの海と香り。小生も花歩きが好きで、関東の有名なバラ園は殆ど見ているが、ここはさすがに東洋一と言われただけある。因みに何回か行ったことのある八千代の京成バラ園はここの兄弟園であるが、こちらは兄貴の貫録十分である。デジカメでとりまくっている内にあっという間に集合時間が来てしまった。もっと時間があっても良かったかも。

時間も11時を過ぎ次の目的地の谷津干潟に向かったが、すぐ目の前である。
昭和32年に京成電鉄が谷津遊園を開園したとのことであるが、東京タワーのできる一年前で、当時から東京周辺では有名な観光地であったようだ。小生は千葉県に住んで30年になり、初めて来られたのは今回の散策会のおかげである。

周辺のビルの中に潮の匂いとともに干潟が忽然と現れた。長方形の巨大なプールのようであった。ちょうど干潮で緑地の海草に覆われた地面の中を処々水が流れ鷺のような鳥がエサをとっていた。ラムサール条約の有名な自然保護地らしく、多くのバードウオッチャーがカメラや望遠鏡で観察していた。小生も観光地などで重そうな機材をかついだ野鳥の会のようなグループと会うと“ご苦労さま”と思っていた。望遠鏡やカメラを覗かせてもらうと、なる程、良く見える。やはり光学やデジタル機械の力はすごい、これなら持って歩く価値があると認識を改めた。

これも今回の散策で得た収穫である。また、干潟の岸近くの水が流れている処ではボラのような魚が群れているのも見ることができた。
干潟をほぼ半周して対岸の谷津干潟観察センターに着いた。ここで中を見学、立派な施設で係員が丁寧に説明してくれ、望遠鏡や双眼鏡で干潟を観察することができた。一目で分かる鷺類とは別にここの代表的な鳥である「だいぜん」も見ることができ、ひとしきり自然観察員の気分を味わうことができた。

本日の見学はここで終わり、ここから30分程歩いて京葉線の南船橋駅へ出た。お腹もすいて少しバテたが昼のビールを頭に思い浮かべながら右手に干潟を眺め、頑張って歩いた。
南船橋からは武蔵野線で新松戸に出て、食彩厨房「いちげん」で昼食懇親会となった。中華主体らしく皆、あんかけ焼きそばを予約していたが、小生と上谷氏はさばの味噌煮と肉じゃがを注文、これで一杯と行きたがったが、ビールを程々にして予定どおり14:00前に終了解散となった。

今回の谷津バラ園と干潟のウオ―ク、前回の桜に続いて満開のバラに当たり最高でした。改めて世話人の漆野さんや榎本さんに感謝です。
57回目という伝統と歴史のある流山稲門会の散策会、益々盛んでご同慶の至りです。
これからもできる限り参加したいと思います。
(完)

近藤 郁雄(1965年 商学部卒)