散策会

(第65回)東京国立博物館散策記

2014年 04月 22日
東京国立博物館の庭園・茶室の特別公開日に合わせ散策会が開催されました。もともと「栄西と建仁寺展」を見に行きたいと思っていましたが、散策会とテーマが重なり初めて散策会に参加しました。東京国立博物館の庭園は春秋に限り特別に会報されているそうで翌4月13日が最終日だそうです。ラッキーでした、まずは全員で記念写真↓です。



東京国立博物館の庭園・茶室はさてどこにあるのと最初疑問に思いました、確かに本館の裏に庭らしきものがあり、学校(上野中学校)の通学路からの木々が見えるのは昔から確認していました。しかし実際に散策してみるとなかなかいい庭園でありビックリしました。秋にも開放されるそうでぜひ又来て見たいと思いました。威風堂々とした博物館の裏に隠れているので誰も気づきませんが仮に本館がなければそれなりに立派な庭園であり、数々の有名な茶室が移築された公園ようでもあり有料にしてもいいくらいでした。

写真↑は中央にある池を本館側から撮影したものです。(つまり木々の裏側は寛永寺になります)
早めの昼食の後は解散し自由見学となりました。さっそく特別展「栄西と建仁寺」に向かい展示品をじっくり見学しました。数々の傑作が展示されていましたがなんといっても「風神と雷神」であり5年ぶりに再会し感激しました。今回は俵屋宗達の風神と雷神とともに尾形光琳の「風神と雷神」が本館に展示してありこちらも見ることが出来ました。
又今回は本館で「博物館でお花見を」と題した展示あり、花を題材にした屏風や、花柄の衣装がたくさん展示されていました。これがなかなか良い企画でありまた感激でした、まさに心の洗濯です、これだから国立博物館行きはやめられない。ミュージアムショップが地下から1階に移動し、かなり広くなりました。前から買おうかどうか迷っていた風神と雷神のフォギュアを勢いで購入してしまいました。4月15日には正門のチケット売り場が新しくなり「正門プラザ」とよばれます、ショップや託児所も併設され雨の日には濡れずに切符が購入でき大変便利になります。
さて博物館を出て天気もいいのでブラリと散策です、最初は10年前に廃止された京成博物館動物園駅に来ました、この駅↑は国会議事堂より前に建築されたと聞いていますが何となく国会議事堂を思い浮かべてしまいます、当時の西洋式建築ともなるとどうしても似てしまうのでしょうか、
それにしても駅とは思えない美術の森にふさわしい建築物であります。日暮里駅から思いきり右にカーブして上野のトンネルに入っていき博物館動物園駅がなぜあったのか、寛永寺坂駅はどこにあったのか、謎の多い京成本線ですが説明しだすとすと膨大な紙面を費やす事になりますので今回はカットします。しかしいつか特集でご説明したと思います。さてその向かい(駅の写真の左側)にはおしゃれなテラス席のあるコーヒー店(上島珈琲店)ができていてまたビックリしました、これでマロニエの木でもあればまさに気分(私は行ったことがありませんが)はパリでした。
久々なので母校の台東区立上野中学(京成町屋から博物館動物園まで京成線を利用して3年通学していました)まで散歩してみました。なにせ団塊の世代でしたから1年から3年生までが朝礼をやると校庭はそれだけで生徒であふれ貧血の女子生徒も倒れる場所がない位です、修学旅行も人数が多すぎて2回に分けて京都に行ったのを覚えています。写真↓は上野中学の正面玄関です。

ここからさらに寛永寺を左にみて、国立博物館の庭園を右側にして上野の坂をくだり鶯谷の駅までブラリ散策、その後は日暮里駅まで行き有名な羽二重団子をおみやげに帰宅となりました。短いながらもなかなかいい散策になりました。
[昼食レポート] 嶋沢伶衣子(1981年文)
*皆さんは、お食事に行った時 「限定メニュー」を頂きますか? 私は、期間限定/季節限定/人数限定などのスペシャルメニューが好きで、よく注文します。限定料理は特別感/今だけ感/お得感があって、食の思い出にもなりますよね?

*近年トライした限定メニューの中では、下の写真↓の氷結系ラーメン「みぞれ味噌つけ麺」が印象深かったです。1食につき氷を1キロ使うので ”1日20食(氷20キロ分)・夏限定”で、半ライスとカキ氷のデザートが付いて800円でした。ギンギンに冷えた麺とカキ氷を食べたら身も心もシャキーーンとして、厳しい夏を乗り切る事ができました!

*今回、流山稲門会・散策会の皆様とホテルオークラレストラン「ゆりの木」に行った時も、私は「限定」に惹かれて、”1日20食・5月18日まで”の特別メニュー「ゆりの木春ちらし(税込み1,500円)」をオーダーしました。この「ゆりの木春ちらし」は、春の思い出のベスト料理になりそうです!!

* ↑お膳に載った重箱は宝箱のように綺麗で、彩り鮮やかな散らし寿司も目を楽しませてくれました。♪ 甘い香りを放つホタテはまろやかで、カンパチは脂が乗っていて美味しかったです。新鮮なイクラが口の中でプチッとはじけて、プリプリの海老は甘くとろけていきました。小さいサイコロのような卵焼きは可愛らしくてふっくらふわふわでした。~それぞれの具材の旨みや風味が感じられて味付けや盛付けも上品で、春の味わいを堪能できました♪

*上の写真↑は、散策会の秋田谷さんが召し上がった「海の幸丼」です。 ホテルオークラレストラン「ゆりの木」は 和洋中のメニューが揃っていてデザートも豊富なので、散策会一行は、めいめい食べたい品を注文しました。(メニューの例:ゆりの木膳、お造り膳、うな重、山海丼、海の幸丼、天ぷら、そば、うどん、パスタ、あんかけ焼きそば、飲茶、ハッシュドビーフ、ステーキ、オークラ特製スモーク、マンゴープリン、あんみつ抹茶パフェ, etc.)
*東京国立博物館の”大きなゆりの木”に因んだこのレストランは、広々していて開放的で、季節の木々や空を眺める事ができました。広い窓に沿ってカウンター席もあるので、一人で来ても複数で来てもお食事や景色を楽しめそうです。私たちは レストラン開店時間の11時に入ったので、美味しいお料理をゆったりまったり味わう事ができました。散策会の皆さま、今回の世話役の漆野さま、充実したお時間をありがとうございました。  (完)(以上ブログ編集:稲垣 滋)