俳句の会

俳句の会「交譲葉」30年12月句会報告

開催日時  30.12.22(日)10:00~12:00

開催場所  生涯学習センター C―201会議室

参加者   宮内・小西・漆野・朝倉・青木・森川・菅原・安居・松井の9名

(投句は10名)

兼 題   兼題「冬めく」

選 句   4点句(1)、3点句(5)、2点句(7)、1点句(7)を選句した。

(4点句)

石蕗の花小暗き庭の片隅に・・・・・・・・・夢  心

(選評)

石蕗(つわぶき)という花の名前を知ったのは五年ほど前のことです。花の名前に“石”という漢字を当てていることに驚きました。つやのある深緑の葉と対照的に黄色い花を持ち、ご年配の方が住む家の門の脇あたりでよく見かけます。この句会でも何度も題材となりましたが“、”小暗き“”片隅に“というところがこの花の佇まいをよく表現していると思います。(鷹  嘴)

(3点句)

山茶花や小道に赤斑描きけり・・・・・・・・悠閑亭徹心

ゆりかもめ舞う不忍の池陽ざし・・・・・・・小西 小牧

大晦日せめて溢れる湯につかり・・・・・・・漆野 達磨

冬めくや階下の動き音で知る・・・・・・・・武   美

冬めくや剪定の音ここかしこ・・・・・・・・夢   心

(2点句)

冬めく日鬱と書いては破り捨て・・・・・・・悠閑亭徹心

災いを漢字に封印年迎ふ・・・・・・・・・・悠閑亭徹心

こうのとり冬めく里に背を伸ばし・・・・・・漆野 達磨

看護師も医師も患者もみな師走・・・・・・・漆野 達磨

冬めきて足早に過ぎし靴の音・・・・・・・・鴇  香子

冬田行きなほ冬田来る握り飯・・・・・・・・武   美

冬空に放物線の楕円球・・・・・・・・・・・松井 敏浩

(1点句)

冬めくや赤き実一つ前栽に・・・・・・・・・小西 小牧

ときめきて冬の星座を仰ぎ見し・・・・・・・鴇  香子

冬めくも屋台おやじの遅き燗・・・・・・・・青木 艸寛

古希過ぎし語り合わんか短日よ・・・・・・・青木 艸寛

交差点迫るトラック冬日景・・・・・・・・・武   美

冬めきて過ぎし季節のエモーション・・・・・菅原 互酬

師走の夜友と肩組み千鳥足・・・・・・・・・菅原 互酬

(投 句)

多事多難ありて師走やラストイヤー・・・・・小西 小牧

薄氷その痛みや吹き飛ばし・・・・・・・・・鴇  香子

真白なり遠き富士の嶺冬めきて・・・・・・・青木 艸寛

公園の散歩落葉を蹴散らして・・・・・・・・夢   心

雪うさぎ木樹の間に間で隠れん坊・・・・・・菅原 互酬

冬めける富士の麓の瓦屋根・・・・・・・・・鷹   嘴

皮弾くキャッチボールの息白し・・・・・・・鷹   嘴

コロッケを買うて齧りて冬干潟・・・・・・・鷹   嘴

天気図に寒さ冬めく等圧線・・・・・・・・ 松井 敏浩

数枚の年賀欠礼師走かな・・・・・・・・・ 松井 敏浩

句会後記(松井 敏浩)

「句会初参加」

今年8月に流山稲門会の俳句の会に入り、十二月でやっと参加した。
今年の後半は公私ともに様々なことがあった。そうした日常の一端を何らかの形にするのもよい。高校生の時、『第二芸術論』を聞いた。論争の詳細は知らない。生活も俳句の誕生の頃とは勿論、明治以降の近代俳句の時代とも大きく変化している。生活や運動を俳句にするのは難しいのかもしれない。
新聞での俳句欄や雑誌をみても俳句を事さらに難しくしているのを感じる。
生活レベルの句が私の今の第一目標である。
楽しく参加しようと思う。

(以上)