実施日 2023年10月7日
参加者 5名:小山・溝口・大作・北原・大河原
登山同好会の秋季登山は、相模湖の南に位置するたおやかな山、山道にある多数の奇岩が有名な石老山(せきろうざん)に行ってきました。3連休初日のさわやかな秋晴れの中、楽しいひと時を皆さんと過ごせました。
JR中央線相模湖駅に8時50分に集合、小淵沢からご参加の北原さんも合流し、多くの家族連れでにぎわう中、駅前から神奈中バスで約10分、相模湖プレジャーフォレストバス停で下車し、登山口まで徒歩移動。9時半ころ、石老山表参道より入山、登山開始。
石老山ハイキングマップ
相模湖病院脇の道を入り、登山道に入ると、くるみ~こぶし大の礫の集積した硬質礫岩からなる奇岩怪石群が道中に点在し、杉の巨木とともに早くも神秘的な雰囲気となる。途中の顕鏡寺にて小休止、今日の道中の安全をそれぞれ祈願する。平安時代に建立の古刹で、境内には蛇木杉や大イチョウの巨木があり、歴史を感じさせる。
顕鏡寺山門
登り道中の融合平展望台にて再度の休憩を経て、東海自然歩道の一部でもある登山道を進む。岩盤尾根特有の予想外のきついのぼりが続き、皆さんの帽子の下からも汗がしたたり落ちる状態が続き、最後の踏ん張りどころとなる。
道中に咲くシモバシラ
待ちに待った尾根道にようやくたどり着き、しばらく進むと石老山山頂(標高702m)へ到着。ここで昼食休憩とする。山頂からは、南方の丹沢山系が良く見え、天気が良ければ富士山も拝めるそうだが、あいにく昼頃からうっすらと雲がかかり、他の登山客たちも残念そう。
石老山山頂より望む丹沢山系蛭ケ岳
昼食を取り、12時半ころより下山開始。午後は進行方向を変え、尾根づたいに登山道を北方へ進み、徐々に標高を減じながら午後最初の休憩地点の大明神展望台へ到着。目の前が急に開け、眼下の相模湖やその対岸の中央高速道路、陣馬山方面の山並みが一望できる、今日一番の絶好のビューポイント。相模湖は、1947年完成の県営相模ダムによる人造湖で、戦後日本初のダム湖であるとともに、神奈川県民の水がめや電源、レジャーエリアとして昭和レトロ感もある。
大明神展望台より望む相模湖
さらに登山道を降りてくると、県道に合流し、振り返ると大明神展望台登山口の看板あり。左手に相模湖を見ながら、車道上を一列になってしばらく進むと、相模湖を対岸へ渡る「渡し舟」の看板あるが、残念ながら今日は休止の表示なので、そのまま進む。
国道に合流すると、ちょうど往路で利用した相模湖プレジャーフォレストバス停にたどり着き、バス利用でJR相模湖駅へ戻り、15時10分頃に解散。正味約6時間の行程でした。
登山ルート図(北原さんのGPSデータ)
石老山は標高700mとは思えぬ、巨木あり、巨岩あり、神社あり、眺望あり、天候と仲間に恵まれた、奥深い休日トレッキングとなりました。
大河原 彰(82年 教育卒)