散策会

第31回「都電荒川線」 に乗り心のふるさとを訪ねる


(第 31回 流 山散策会 散策記)
平成 19年 4月 7日 、春うららのお花見日和、都電荒川線に乗ってなつか しの早稲田大と荒川線沿いの名所を訪ねる散策会が行 われま した。
参加者 は石橋、山本(正)、 牛島、奈 良、鈴木、森 、中川、秋 田谷、漆野、小西、詫摩 、塙 、高林。 山本(武)、 松井 、榎本、菅原 それ に、新 しく河合 、上谷のお二人 も加 わって、総勢 19名 (敬 称略)の 盛況でした。今 回、私にとつて、 中川さんと小西さんという女性のお二人がいらっしゃいましたので、一層楽しい旅になりました。
午前11時 、南千住駅前に集合、三ノ輪橋の荒川線始点駅 に向けていざ出発。途中、塚原回向院に立 ち寄り、吉展地蔵尊、 田松陰、橋本左内のお墓を見学。 吉田松陰のお墓が以外 に小さい印象(橋本左内の碑がずいぶん立派で したので)でした


(新装なった大限講堂前で記念写真) 秋田谷小西・中lll・ 鶴諄・犠特・高林・山本(正 )。 河含・石橋・錦ホ・山本(露 )・ 塙・漆野・菅原・奈良上谷・森・牛島


昔ながらの商店街のたたずまいを見せ 南千住仲通りを抜 けて、いよいよ三 ノ輪橋。初めて乗る都電荒川線、19名もの団体さんが乗ったせいではないと思いますが、いくつもの JRや地下鉄の駅に接続するせいか、乗り降りが多く、とても混んでいました 東京都にひとつ残った都電が立派に生活の役に立っているのを大変頼もしく感じました。
12時 20分 、早稲田着、まずは大隈会館内教職員 レス トラン 「楠亭」にて昼食。 ビールで乾杯、おいしいお弁当をいただきました。 既に新人ではないような河合さんと上谷さんのご挨拶 もあり、ひとごこちつきま した。
1時20分 、大限講堂前でおのぼりさんの気分で記念撮影。その昔、早稲田祭 でアナウンス研 究会のサテライトスタジオ をここに設置 し、ニュースや DJ,放送劇 などを放送したのを懐かく思い出しました。
その後 、まず演劇博物館を見学。 ボランティアの大谷明夫さんの解説で、英国フォーチェン座を模して作られた正面張り出し (舞)からはじまり、館内をゆっくり見学。 世 中村歌右衛門展をはじめ、古代から現代にいたる日本演劇の資料の展示を見ました。私事ながら、卒論の資料を探しに通った40年前と同じたたずまいに感慨深く見学 しま した。2時15分 、會津人一記念博物館 を見学。 これは旧図書館の建物で會津人一収集の東洋美術資料や考古学の発掘資料 、民族資料 、近現代の美術品などを展示した博物館 です。又ラグ ビー展 も開催 されていて、男性の皆さんは懐かしい写真などが見られたのではないでしょうか。さて、演劇博物館の見学に時間がかかりすぎたか、この時点で 3時近くになってしまい、大隈記念タワーの見学は省略、都電荒川線の旅に移ることにな りました。鬼子母神 、雑司ヶ谷霊園、とげぬき地蔵等に寄る予定で したが、4時町屋解散 に合わせる
ため、雑司ヶ谷霊園のみ、立ち寄ることにな りま した (希望者のみ飛鳥山公園に寄りまし)。


雑司ヶ谷霊園 には永井荷風 、東条英機 、江戸家猫人、夏 目漱石、竹久夢二、大川橋蔵 、羽仁五郎、泉鏡花など、多くの有名人のお墓がありました。 何 だか今日はお墓ばっかり見て廻 っているみたいだが、もうすぐ我々も入るところだらいいんじゃない ? などと憎まれ口をたたきながら見て廻りました。3時30分 、霊園前駅 で、一応解散ということになり、希望者10名のみ飛 山公園に寄りま した。途中、庚申塚駅には駅構内に甘味処ろがあり、のんびりとした午後の一時を楽しむ人々を電車の中からうらやましく見ていると、とげぬき地蔵のお参りをしてきたおば様たちがいっぱい乗 ってきました。飛鳥 山公園の桜はソメイヨシノは散り始めていましたが、ボタン桜が満開でとてもきれいでした。 が終わりになりかけているにも拘わらず、沢山の人々がお花見に訪れていて、特に若い人が多くて、我々おじさんたちは驚いていま した。


楽しかった都電荒川線と早稲田大学の旅も町屋駅で終わりとなり、一 日乗車券 (400円 )も充分使 い切って満足顔の皆さんと千代田線に乗りました。 今日行 けなかった所も含 めて、も う一度主人と 都電荒川線のぶらり旅をしてみようかしらと思いつつ…。

おしまいに、雑司ヶ谷霊園の下見など大変だったと思 いますが、ご案 内くださった世話人の榎本さん、 どうもありがとうございま した。

菅原美代子 (1969年  文学部 演劇卒)