俳句の会「交譲葉」令和2年7月句会報告
梅雨明けて空邪心なく澄み渡り・・・・・・・悠閑亭徹心 便利グッズ試す暇ありこの文月(ふみずき)・・小西 小牧 夕涼し草の葉揺れて供養の碑・・・・・・・・・・鷹 嘴 (投 句) 梅雨明の見えぬ庭先小鳥遊ぶ・・・・・・・・小西 小牧 光り充つ向日葵畑で鬼ごっこ・・・・・・・・・・漆野 達磨 雲溢れなかなか明けぬ梅雨の空・・・・・・・・・青木 艸寛 ありがたく夕張メロン四等分・・・・・・・・・・武 美 梅雨明けや災害ゴミの大連山・・・・・・・・・・夢 心 梅雨豪雨緑の山河泥の海・・・・・・・・・・・・夢 心 薮枯らし皐月すっぽり覆いけり・・・・・・・・・夢 心 涼風を迎えて和む花衣桁・・・・・・・・・・・・菅原 互酬 夏のれん三日続けて昼そーめん・・・・・・・・・菅原 互酬 門前にアマビエ像や梅雨明ける・・・・・・・・・鷹 嘴 散歩道常盤木落ち葉傍に見て・・・・・・・・・・待糸 史敝 鴎外忌津和野小倉も遠くなり・・・・・・・・・・待糸 史敝
今月も先月同様にメールでの句会が行われました。兼題は“梅雨明”。この梅雨は長く、実際の梅雨明けを見ることなく各々想像力を駆使しての投句選句でした。 思えばコロナ前は異常気象が続き、季語と実際とが齟齬をきたしていました。それがコロナ禍によって人間の活動が低下して空気が幾分清浄化したようです。 コロナ後は開発や大量消費をやめて、懐かしい感じがする未来を夢想しています。 (以 上) |