散策会

(第82回散策会)常総市石下散策記

実施日 2018414日(土)

天候  曇り

参加者 青山、秋田谷、石橋、牛島、小川、那須、西川、山本 以上8名(順不同、敬称略)

 TX守谷から1249分発の関東鉄道(下館行)のデーゼルに乗車。車両は1両、車内は参加者が23名が分散して座れる程度の乗客。守谷から水海道までは駅の間隔は短く住居も多く見かける。水海道を過ぎると車窓から関東平野の広がりを感じる畑地が続く。

 40分ほどで石下駅に到着。下車時運転席に料金箱があり「パスモカード」で乗車した乗客は、カードを運転手に見せて下車し、改札口でパスモ読み取り機械にカードをかざすことで下車の反映をする方法がとられている。

「石下橋」の画像検索結果石下駅から鬼怒川方面に行く。

鬼怒川に架かる全長約300mの石下橋は入口から約3分の1が急な登りになる太鼓橋のようになっており、近年開通された感がした。橋から土手をみると20159月の鬼怒川大洪水の再発防止のための工事が続けられていた。また、橋を渡ったそばの電信柱には、洪水の時には洪水が到達する可能性のあるとした赤いテープが巻かれていた

(注)(新石下橋は201111月に開通。旧石下橋は新石下橋の上流にあり、20113月の震災で橋脚が損傷。歩行者と自転車以外通行止めとなっていたとのこと。)

 石下橋を渡り5分ほどで将門公苑・向石下城跡に到着。遺跡はなく、立派な説明石版があり右側には「平将門の38年の事蹟とその壮絶な最後について」左側「将門が滅亡後、将門の荘園が豊田氏の所領となり向石下城が築かれたこと、およびその後の状況」が説明されていた。

また境内には将門の彫像が置かれていた(俳優の加藤何某をモデルにしたとのこと)。

鬼怒川の土手の下の細い道を15分ほど歩き石下橋に並行して掛けられている石下大橋に到着。石下大橋を渡り約10分で平将門を供養碑が置かれている西福寺に到着。境内には碑と由来を書いた説明書があった。碑に彫られた梵字は風化しており残念ながら判読できなかった。

 

 

 

ゆたかや - いしげだんご解説板には供養碑がこの寺に移設された理由と碑に刻まれている梵字が書かれていた。

西福寺から豊田城(常総市地域交流センター)に向かう途中で「だんご」の幟がある店に立ち寄る。お茶と名物の石下だんごを食べ、しばし休憩。

豊田城(常総市地域交流センター)に到着。

入り口にアラゝギ派の歌人であり、不朽の名作といわれる「土」の作家「長塚節(たかし)」の銅像があり、像の前で記念写真を撮る。長塚節の像の後ろに歌碑があり「垂乳根の母が釣りたる・・・」と刻まれていた。

センターは鬼怒川の大洪水の影響で34階の展示が中断されたこともあり、入場無料となっていた(41日より3階、4階の展示を再開するとの話であったが工事が遅れている様子)エレベーターで6階に上る。6階は長塚節ミュージアムとなっており、長塚節の文学についての資料が展示されていた。7階の展望室に上ると、関東平野を一望出来、筑波山が目前に見え、この地が鬼怒川と小貝川に挟まれた地であることが認識された。

豊田城から石下駅に戻り1542分発の列車で帰路につく。

山本 正紀(1964年 商学部卒)