高倍率の抽選に運よく当たり、「早稲田狂言の夕べ」の鑑賞に行ってきました。コロナ感染で満席にしての公演は久々であり今回で15回目だそうです。
公演の舞台である大隈講堂へ行く途中、何気なく121号館 リサーチイノベーションセンター(121号館は昔 早実の校舎)の前を通ったら、早稲田大学第14代総長「奥島孝康」氏揮毫による「早稲田実業学校跡地」の記念碑があるではないですか、早実OBとしては恥ずかしながら今まで見落としていました。
狂言の舞台は撮影禁止なんで大学のホームページから転載しますが、こんな感じでした。演目は「末広かり」と「六地蔵」、狂言というとセリフがよくわからないと言われますが、今回の二席は大変分かりやすいものでした。文学部OBの野村万作氏(南海時代からの福岡ソフトバンクホークスファンだそうです)は92歳だそうですが年齢を感じさせない熱演でした。
少し早めに行って教育学部新校舎(現9号館)の現状も見てきました。新校舎は2027年供用開始なんでまだ現9号館の外壁をフェンスで囲っただけの状態でこれから解体、基礎、棟上げが行われるのでしょう。
写真中央が教育学部新校舎で高田馬場側(西側)からのアングルでみたものです、左側には11号館(商学部)があり右隅には大隈タワーが見えます。
所で新9号館(教育学部)と11号館(商学部)に挟まれた10号館はどうなるのでしょうか、10号館は古い早稲田キャンパスの味わいがあり、10号館屋上から見ると大隈重信公の銅像からその先に大隈講堂が正面に見え最高の早稲田アングルです。Waseda Campus Master Plan 2023では10号館は改修された上で残るみたいです。
とにかく早稲田のチベットと言われた16号館の教育学部で学んだものからすれば東京都中央区銀座5丁目中央通りに引っ越しをするようなもんです。
1972年卒 笠井敏晴