5月9日は朝からスッキリ晴れわたり散策会日和といおうか、しかし遠足の日が待ち遠しかった少年時代の高揚感はない。参加者は 勝山徳三郎さんご夫妻、奥野靖三さん、鈴木一嘉さん、榎本右さん、小島昌久さん、牛島康行さん、上谷佳子さん、石橋義之さん、野中敏さん丸茂英知さん、青山昭夫さん、山本正紀さん、福山、の14名である。
千代田線から京王線/つつじケ丘まで電車にのる、車中、サラリーマン時代の思い出話に花が咲く、つつじヶ丘でバスに乗り換え20分、行楽日和でバスはほぼ満員、終点の深大寺で降りる。
神代植物園は水生植物園で珍しい草花が生えている、タスキモ、フトイ、セリ、ミツカシワクワイ、ツククイ、ムサシノキスゲ、イカリソウ等々である。
少し登ると深大寺城跡の石垣が残っている。植物園を出て深大寺通りを少し歩き右手の本堂の山門をくぐると深大寺の境内である、「なんじゃもんじゃ」の木が垂れ下がった白い花をつけ、シダレサクラ、ヒメコブシ、ヤマモモ、イヌマキ、タイサンボク、ベニシダレが見事な樹冠をなし、正面に高浜虚子像が祀ってある、銅像釈迦如来像がとくに有名である、そぞろ歩きしながら境内をみてまわった。
深大寺とは奈良時代さかのぼるが、地元豪族の美しい娘の恋物語で、親に反対され一緒になれないが最後は結ばれるといった「縁結びの寺」である。
昼食の時間となった、深大寺そばが有名でそば屋はどこも満員、ざるそば750円、てんぷらそば1200円、自分はそば饅頭を4個買い昼飯とした。
昼食をとりながら周りを見回したら若い人はだれもいない、殆ど我々とおなじ年代の人たちでたまに孫と一緒の人もいる、アイスクリーム食べている写真をとっている人もいた。
午後は都立神代植物公園に入った、樹々が萌えいずる新緑の葉を風に揺らしてどこを見ても爽やかな景色である。フランス式庭園の中にバラ園がありその他の花木も整然と植えてある、バラが咲きそろうのはこれからのようである、つつじが咲いており、さつきが次の出番を待っているようだ。
「さつき」と「つつじ」、「ぼたん」と「しゃくやく」の相違をだれか講釈していた。
午後の陽はまだ高く解散するにはチョット物足りない気がするがつつじケ丘駅でお別れとなった健康的な一日であった。
福山 桂造 (1964年 商学部卒)