散策会

「(第27回)つくば植物園・アサヒビール茨城工場」散策記

6月3日(土)、最高気温が18度と6月にしては少し肌寒い曇り空のなか、「流山おおたかの森」駅発、午前9時7分の「つくばエクスプレス」で「つくば駅」に向って7名の参加者は出発しました。昨年11月の「筑波宇宙センター」見学以来、二度目の「つくば散策」でしたので気分的に余裕があり、約20分の「つくばTX」の旅を、窓外の景色も含めて楽しむことができました。「つくば駅」を9時35分にスタートし約40分、10時15分に「つくば植物園」に到着、いよいよ植物園内の散策がスタートしました。

最初の「外国産有用植物区画」では、「ハーブ」の香りに足をとめました。説明によると、「ハーブ」とは草や草木のこと、用途は「風味用」「薬草」「香料」「香辛料」「染料」におよび、起源は有史以前にさかのぼり、古代ギリシャやローマ時代から利用されていたそうです。

秋田谷・小林(俊)・詫摩・榎本・富松(説明員)・漆野・青山・牛島(散策記)

次の「屋内実験植物園」では、アメリカ、アフリカ、オーストラリア大陸のサバンナや半乾燥地帯に自生する「サボテン」、「ブーゲンビレア」、「ポインセチア」、「ヨイドレヒノキ」、「アロエ」、「レモンユーカリ」等の説明を受けました。「熱帯資源植物温室」には、バナナ、パパイアなど果実を初め薬用、香料、観賞用などに使われる資源植物が植えてありました。「熱帯雨林温室」は「湿潤熱帯アジア」の低地性、山地性の2室に別れており、それぞれを代表する「インドボダイジュ」、世界最大のラン「グラマトフイルムスペキオスム」、の特徴、「マングローブ」は世界に80種類もあり、海岸や河口の潮間帯泥地に生える耐塩性のある植物だそうです。最後は「クレマチス展示会場」に移動しました。「クレマチス」は「テッセン」の名で茶花として、古くから愛されているそうです。

展示内容は以下の通りです。

①各種クレマチチスの植栽展示・・・・・・園芸品種と原種を、その成立に関わった原種の性質が強く出ている係りごとに分けて地植えの状態で展示解説。

②絶滅が心配されるカザグルマ

の保全コーナー・・・・・・・・・・・・日本各地から収集された絶滅危惧種カザグルマの異変の展示。

③クレマチス属の自然史・・・・・・・・・日本産腫を中心に分類順に写真で紹介。

④人が作ったクレマチス

(クレマチスの園芸文化史)・・・・・・・・交配によって作られた実例を写真で紹介。

午前11時50分に「つくば植物園」の散策は終了しました。

尚、事前に世話役の漆野さんが、植物園内の説明員(富松幹夫さん:ボランテア)頼んであったので、参加者全員、楽しく見て回ることができました。

帰りはバスで「つくば駅」に戻り、昼食をすませ、いよいよ「アサヒビール・茨城工場」へ向かいました。午後1時40分、「守屋駅(TX)」に「アサヒビール」の送迎バスが迎えにきました。午後2時00分から、案内役の浜野嬢が、「アサヒビール」ができるまでの過程を紹介してくれました。最後は、「展望接待館」でビールの試飲会(飲み放題)です。全員、自分の体力の許す限り、出来上がったばかりのアサヒビールを充分堪能しました。

午後3時30分、全員、ほろ酔い気分で、再度、送迎バスに乗り込み、「守屋駅(TX)」に到着、「流山おおたかの森駅」に向かい帰宅しました。

「アサヒビール茨城工場」見学の企画を提案していただいた工藤さんに感謝します。

牛島康行(1973年 法学部卒)

 

(完)