散策会

(94)富士川散策記 

コロナ禍で遠出が出来ず、又散策会として活動は自粛しているので一人で自宅付近の富士川を散歩した。富士川は松戸市と流山市の間を流れ、常磐線北小金駅と南柏駅の中間当たりから流山免許センター付近で坂川と合流するまで、1.6kmの小さな川である。

大清水湧水(上富士川)

源流は松戸市小金と柏市酒井根の境界にある大清水湧水で、この湧き水と生活排水などからの流れである。源泉をポンプで循環し浄化していたがいつの間にか動かなくなったようである。清流を守る会の流山市議と自治会の世話役が共に他界されたので後継者がいないままになっている。この源泉から常磐線までの間は上富士川と呼ばれているが、富士川と同一の河川である。源泉付近にはわずかに自然が残っているがあとは市街地を通る“どぶ”のようなものである。

根木内城址公園内の桜と霜田橋

国道6号線の近くになって最近、根木内城址公園が整備され野鳥も見られるようになってきたが、国道から常磐線の間は再び“どぶ”のようになる。川らしくなるのは常磐線をくぐって平賀川と合流してからである。

富士川(左)平賀川(右)と常磐線

ここからが 1.6 km の散歩コースで、特にこの時期コロナ禍でどこにも行けない人々が散歩したりジョギングしたりサイクリングを楽しんだりと様々である。人が少ないときはよいが、すれ違うときなどはマスクが必要になる。人が信じられないいやな世の中となってしまったようである。ここには鴨、カラス、つばめ、つぐみ、雀、セキレイ、白鷺、青鷺、川鵜、ヒヨドリ、ヨシキリをはじめ名前のわからない野鳥が多数飛んでくる。運が良ければカワセミにも遭遇することができる。

川鴨

 

黒川幼稚園より上流

免許センター付近

特に鴨、川鵜、カワセミなど水中で補食する鳥はダイビングが得意で、そのなかでもカワセミは圧巻である。コバルトブルーの鮮やかな色だけでも目立つのに、樹上から狙いを定めてあっという間に潜っては出てくるさまにしばし見とれてしまうほどである。飛ぶ宝石と言われるのもうなずける気がする。

カワセミ

川を下っていくと黒川幼稚園の子供達の声が聞こえ、免許センターの手前当たりになると両岸の雑草が増え野鳥の種類も増し、可愛いさえずりが聞こえてくる。

ムクドリ

5~6月になると雉の鳴き声が聞こえ美しい姿を見せてくれる。東京通勤圏でこのように広い川や畑や田がよく残っていると感心する次第である。秋の黄金色の稲も見事である。皆様もぜひ散歩してみて下さい。

小鷺

ヨシキリ

ツグミ

セキレイ

シジュカラ

青鷺

ジョウビタキ

秋田谷 勇  (前ヶ崎在住 1966年 理工卒)