散策会

(第68回)皇居乾通り・忘年散策記

*冬晴れの12月6日、山本(正)・榎本・牛島・河合・西田・小笠原・石橋・高森・漆野・鈴木(一)・北原・工藤・菅原・山本(和)・嶋沢(敬称略)の15名で、天皇陛下傘寿の「皇居乾通り一般公開」に行き、紅葉を楽しみました。


*散策会一行は9時にJR柏駅に集合して有楽町まで行き、東京国際フォーラム地下のトイレで用を済ませました。10時ごろ地上に出て「坂下門」を目指しましたが、あたりは人、人、人で溢れ返っていて、クラブツーリズム/ヨミウリ旅行等の団体客も大勢いました。

*眼光強いSPややさしげなDJポリスに誘導されて、私たち一行も「坂下門」まで続く長い列に加わり、通行規制バー&コーンに沿って、進んでは止まり止まっては進みを繰り返しました。「来年の干支”羊”の群れのようだね」と、山本(正)さんが冗談交じりにおっしゃいました。

*手荷物検査とボディチェックをクリアしてやっと坂下門前に辿り着いた時、DJポリスが「私達も頑張っています、皆さんも頑張ってください!」と励ましてくれ、拍手と歓声が起こりました。私は、紅葉狩りというよりイベントにエントリーした感覚になり、テンション上がってきました♪

*10時52分、散策会一行は「坂下門」をくぐりました♪中に入るとすぐに「宮殿」や「宮内庁庁舎」が見え、右の方にお堀も見えました。報道によると、11時頃から 天皇皇后両陛下が一般公開の様子を 宮内庁庁舎3階からお忍びでご覧になり、「寒い中、たくさんの人が来られていますね」と喜ばれたそうです。(この日は78,700人が集まりました。)


*「乾通り」の木々は剪定が行き届いていて、モミジ・カエデ類の赤、イチョウの黄、常緑樹の緑のコントラストが美しく、澄みきった青空に映えていました。「道灌濠」では、水面に映る紅葉も楽しめました。皇居勤労奉仕団を労う「蓮池三集所」等では立ち止まって写真を撮る人が多かったですが、「立ち止まっての撮影は危ないです。前へ進みながら撮影して下さい」と、DJポリスが優しく促していました。

*…帰宅してからTVを見たら、寒さを堪えて朝5時から待ち続けた人がインタビューを受けていました。妻とはぐれた旦那さん、夫とはぐれた奥さん、嫁いだ娘さんと待ち合わせしたのに会えなかったお父さんも、インタビューに答えていました。西詰橋の所では、乾門へ向かうルートと皇居東御苑へ行くルートに分かれるので、どちらに行くか迷う人たちや報道陣でごった返していました。


*…そんなこんなの混雑でしたが、今回参加した散策会の15名は、750メートルの「乾通り」を無事に通り抜け、全員定刻までにゲートの外に出る事ができました!
*乾門の外で集合写真を撮ってから、一行は坂を下り、毎日新聞社のパレスサイドビルへ向かいました。北原さんと鈴木会長と交差点でお別れして、残った13名で同ビル地下の銀座ライオン竹橋店へ。11時50分ごろ盛大に乾杯し、今年の自分の3大ニュースを発表しました。病気克服、健康管理、家族の事、趣味、流山稲門会や同好会等について、2時間40分たっぷり語り合いました。


*その後私たちは、東京国際フォーラム地下1階「相田みつを美術館」で開催中の「高橋まゆみ人形展」を観ました。人形たちの仕草や着物や小物などが細かく再現されていて、表情豊かでユーモラスな人形から温もりさえも伝わってきます。館内では高橋まゆみさんのビデオも上映されていて、彼女の手で人形たちが命を吹き込まれていく過程を観る事ができました。
ギャラリーショップで購入した写真&絵葉書は、人形と背景とのバランスが絶妙で、昔どこかで見た様な懐かしさを感じました…

嶋沢 伶衣子(1981年 文学部卒)