湯楽会

ビールとミネラルウォーターの国

ビールとミネラルウォーターの国

ビールとミネラルウォターの国

12月5日成田国際空港を湯楽会の鈴木、真田、石橋の3人で ベトナム&カンボジアヘ旅立つ。両国とも水と氷に十分気をつけろと事前に注意を受ける。酒はビール、水はミネラルウォーターと決めてベトナム航空のエアバス300にて午前10:15テイクオフ。機内はほぼ満席。ベトナムのハノイに定刻より45分早い13:45到着。
日本との時差2Hなのでフライト時間は5時間30分のスムースな飛行であった。
機中では日本発なれど水と水割りは念のため飲まず、ビールは日本製だったのでフレンチワインを飲む。水は成田空港で買ったミネラルウォターを飲む。
入国手続きも順調に終わり チェックインした荷物もないのでB出口より出る。気候は日本の秋の感じで そんなに暑くない。早速トラブル発生。出迎え人を3人で手分けして探すも我々の名前を持った人が見つからず、30分待ったところで旅行社のプノンペン事務所 日本の阪急交通社へ電話するも、つながらず。ヤレヤレと思っていた40分後 女性ガイドの華(ハナさん 日本語名)32才が登場 全員ホットする。
何と華さんはA出口で ずっと待っていたとの事。通常荷物を預けた人は税関を通ってA出口へ殆ど出て来るとの事。出発前の案内に何もなし。45分早く着いたが結局定刻着と同じになる。 トヨタハイエースにて約3時間30分かけて世界遺産ハロン湾へ向かう。途中の土産物屋にて高級ベトナムコーヒーを買う。ビールはハノイビール。日本人には少し甘い感じ。

車の運転は乱暴で左車線が空いていれば どんどん進み、追い抜いて行く。間一髪のタイミングが何回もあり、自転車・オートバイも沢山走っており極めて危ない。案の定、自転車の死亡事故目撃。
ホテルチェックイン前にハロン湾近くのレストランにて海鮮料理を食べる。味は日本人に合っている。ビールはサイゴンビールで味はハノイよりうまい。ベトナム製ウオッカ(米で作る)も飲む。部屋のミネラルウォターで薬を飲み 不安をかかえながら水道水にて歯磨きをする。翌日ホテル近くの船着場より3時間のハロン湾クルーズヘ出発。ハロン湾のほんの一部の見学となる。船着場には数十隻の木造観光船が係留されている。韓国人・中国人・日本人の団体客が大部分。何と48人乗り観光船に、我々3人とガイドの華さんの4人で貸切。気分爽快である。ハロン湾には1969の島があり 海の桂林と呼ばれている。湖上には40の水上村があり 7000人が生活している。各家には番号がふられてあり 郵便も届く。電気は自家発電。途中3番目の大きさながら 一番美しいといわれる鍾乳洞を見学。船の中でハノイビールで海鮮料理を楽しむ。

ハノイ空港へ戻る途中の店屋で南部地方生産で仲々北部で飲めないビール333(ベトナム語で バーパーバー)を運転手が手にいれ飲む。ハノイとサイゴンの中間の味。トイレ休憩に立ち寄った土産物店にて タイガーブランドのビールを飲む。余りうまくない。ハノイ空港よりベトナム航空にてカンボジアヘ。
シエムリアップ空港へ18:00に飛び立ち、約1時間半で到着。蒸し暑い。ポーティングゲート無し。タラップおりて入国審査場まで歩きVISA見せて出口へ。今度は一発でガイドのセンリー君に会う。ベンツのワンボックスカーにて、カンボジア料理店へ。海鮮料理を食べる。ビールはアンコールブランドで大瓶US$4で安い。ベトナムは小瓶でどのブランドも大体US$4位だった。ホテルの部屋の無料ミネラルウォーターにて薬を飲む。ボトルをよく見ると浄化水だった。

翌日の午前中 4つのアンコール遺跡群を観光。ベトナムと違い、朝からかなり暑い。
昼間は30℃以上。タ・プロム遺跡(巨大なガジュマルの木が遺跡に絡みついた見ごたえのある寺院)が印象的であった。昼食はタイ料理の鍋。ビールはアンコールの大瓶、もう一社ビールエ場があるとの事だがアンコールビールが市場を独占か。
昼は暑いので昼寝。午後3:00からアンコールワット遺跡見学 第1・第2回廊の壁面を飾るレリーフが すばらしかった。ガイドの中国語 韓国語 日本語がとびかっている。その他の言葉は余り入ってこない。

夕日鑑賞のため タ・プロム遺跡近くのプレ・ループ遺跡に登り、30分待って沈みゆく行く夕日を森林越しに見る。サンセットは何とも言えず美しかった。隣にいる人が女性だったら もっと感動的だったかもしれない。

マイクロバスに乗る時に3~4才位の子供が小物を売りに来る。孫と同じ位の女の子で瞳が すばらしく綺麗。余りの可愛さに孫を思い出し 薄汚れたシャツの胸ポケットに そっと1ドル札を入れてあげた。びっくりして眼を丸くしていた。こういう子供達が この国からいなくなるのは いつの日か?
夕食はカンボジアの伝統舞踊鍵「アプサラダンス」ショーを見ながら アンコールビールを楽しむ。
翌朝4:30のモーニングコールでアンコールワットのサンライズを見に行く。6:30にアンコールワットの右手森林より陽が昇りすぱらしい風景となる。昼寝して、午後3:00から最後の見学として アンコールトムヘ行く。3~5:00まで南大門・バプーオン・象のテラス・ライ王のテラスの寺院を散策。

午後8:00前に、シエムリアップ出発。 ハノイ経由で成田へ向かう。 ハノイにて乗り換えの間 冬物の衣服に着替える。 ハノイ発午前0:20ほぼ満席のベトナム航空に乗り、最後のベトナムビール バルディ(デンマークのカールズバーグのライセンス品)を飲んで 眠りにつく。
運転の仕方が乱暴な事。信号が殆どない事。水がこわくてウイスキーの水割りが飲めなかった等、難点もあったが 料理もビールも日本人の口に合っており 人々も温和で ゆったりしていて 全体的に満足した旅行であった。
石橋義之 1967年 政経卒