今回の湯楽会の旅の行先は有る懇親会での一言で決まりました。
「私は水上の出身です」
水上といえば草津、伊香保と並ぶ群馬県の3大温泉地で、周辺には沢山の温泉地、秘湯が有ります。これは是非とも行こうということで『紅葉と水上の秘湯巡り』とテーマを決め、参加者を募ったところ8名もの申し込みが有りました。残念ながら直前にケガと体調不良で最終的には6名参加となりましたが充分な人数です。
主な目的地は三か所①弘法大師が発見したという山あいの1件宿『法師温泉 長寿館』日帰り入浴②水上温泉宿泊入浴③宝川(利根川支流)沿いに広がる大露天風呂『宝川温泉 宝川山荘』日帰り入浴、です。
集合は「おおたかの森駅前」に少し早めの7:30。これは最初の目的地『法師温泉』の日帰り入浴受付が11:00~13:30と限られていて外環道経由関越道利用の為、渋滞を考慮し早めの出発としました。途中トイレ休憩をはさみ月夜野ICで一般道に。国道17号線から法師温泉への山道に入ると人家も無くなり道幅もすれ違うスペースも無い山道です。だんだん気分も盛り上がってきます。そして11:00丁度に到着です。
雰囲気の有る佇まいです
入浴料は食事込み4,000円~です。私たちは温そばセット、冷そばセット、温うどんセットを各自選択します。
温うどんセット
入浴前に食事時間を指定するとその時間に運ばれてきます。先ずは入浴です。
写真は入口迄。湯船の写真はパンフレットを拝借
長寿の湯は女性専用時間なので私たちが入ったのは法師の湯、パンフレットの写真が法師の湯です。お湯は湯船の底の玉砂利の下から自然湧出で、湯船はぬる湯と熱湯です。熱湯といっても体感は40℃位の感じでゆっくり長く使っている事が出来ます。1時間近くゆっくり入浴したところでハプニングが。一名のぼせてしまい湯船を出たところで立ち眩みが。暫く休憩し落ち着きましたが、気持ち良いお湯とはいえ注意が必要ですね。
『法師温泉』といえば以前JRの「フルムーン旅行」のCMで高峰三枝子さんが入っていた温泉です。覚えている方もいるのではないでしょうか。
廊下にポスターが貼ってあります
お湯と昼食を堪能したところで宿泊の水上(湯檜曽)温泉に向かいます。途中農産物直売所でリンゴを購入、もうそんな季節です。
宿泊の『湯の陣』にはチェックイン時間の15:00に到着です。前回の福島の旅では宿のお湯に入る時間が少なかった反省から余裕をもって着です。
夕食時間の18:00迄休憩と入浴です。温泉は大浴場と露天風呂です。お湯は法師温泉よりちょっと熱めです。露天風呂はあいにくの雨だったのでお湯で濡れるとは言っても入っていずらいですね。特筆すべきは翌朝は浴場が男女入れ替わっていたことです。大浴場露天風呂に加えサウナ付きです。雰囲気が変わってなかなか良いものです。
食事は夕食、朝食共にバイキング。夕食時にはビール、サワー、日本酒などが飲み放題です。
夕食バイキング
朝食バイキング
夕食の後は一杯やりながらの歓談時間です。長老が次から次へと話題を提供してくれますが、ことごとく議論の的に。おかげで大変楽しく時間だ過ぎていきました。長老有難うございました。
朝風呂、朝食を堪能し最後の目的地へ出発です。
目指すは利根川の支流、宝川沿いに広がる大露天風呂『宝川温泉』です。ここは日帰り入浴施設は『宝川山荘』、宿泊施設は『汪泉閣』と別れています。私たちは『宝川山荘』での入浴です。以前は何も身に着けずに入浴していましたが現在は湯あみ必着での入浴です。湯あみ着付き1,500円なのでお手頃価格に感じます。
ちなみに「宝川温泉」到着も受付開始時間10:00にピタリ。今回ほど予定時間に合わせて到着する旅も珍しいのではないでしょうか。
ところで到着すると成田ナンバーのレンタカーが。降りてきたのはイギリスから来たというご夫婦?レンタカーで各地を回っているとの事。日本人とは旅のスケールが違うことを感じます。
そしてもう一人、日本人女性の一人旅。各地温泉を回ってもうすぐ100湯になるそうです。すごい!
湯船写真はパンフレットから
入浴は「摩訶の湯」「般若の湯」「子宝の湯」が混浴で「摩耶の湯」が女性専用になっています。お湯はというとややぬるめ。特に「子宝の湯」はかなりぬるく今の季節だと長湯は少し厳しいかと思います。しかし大自然の中での入浴はなんとも言えない爽快さが有ります。
今回は紅葉には少し早かったのですが宝川温泉迄来ると色づき始めた葉がちらほら。1~2週間後なら紅葉も堪能できるところだったかと思います。
最後のお湯を堪能し途中道の駅でお土産購入と昼食を取り帰路へと付きました。
お疲れさまでした。
’79年 社会科学 山本