登山同好会

登山同好会 2021年忘年登山の記録

昨年の忘年登山はコロナの情況を勘案し、近場の宝篋山(筑波山系)の日帰り登山であったが、今年は沈静化している現下の情況から、宿泊登山の実施に踏み切った。

両日とも好天に恵まれ、見事な紅葉に息をのむ、上総の里を存分に堪能できた。

今回登った大福山は292メートルの低山であるが、山頂から市原方面の東京湾、上総の山並みが360度遠望できる景勝スポットで、爽快な気分に浸ることができた。

今回は日本で初めて発見され話題になった地磁気逆転現象の地層「チバニアン」、二階建てトンネルといわれる「共栄トンネル」、亀岩洞窟と呼ばれる「濃溝の滝」など地勢にかかわる景観を楽しめ、大自然の営みに触れる一方、徳川四天王の一人本多忠勝の居城であった大多喜城では武具や生活用品の展示があり、江戸時代の人々の営みにも触れることができ、有意義な二日間であった。

宿泊した「民宿さかや」は清潔でコロナ対策も十分、黒木瞳や向井理などの名優がロケの際に宿泊しただけあって、黒湯とともに山海の料理が盛りだくさん。宴会も大いに盛り上がった。

養老渓谷は一山超えれば太平洋に面する鴨川、小湊で千葉県の南端、千葉県を縦断して遠距離運転してくれた大作・小山両氏に感謝するとともに、千葉県の広さを改めて実感した。
・参加者(7名)佐々木夫妻・溝口・小山・松井・大作・川口
・宿泊:民宿「さかや」大多喜町葛藤143 ☎0470-85-0252 宿泊代8,000円

1日目     チバニアン見学・大福山登山・中瀬遊歩道トレッキング
(1)チバニアン見学


駐車場から急な坂道を下ると流れの速い養老川の川岸に出て、水際にその断層はあった。ロープが張ってあって触れることは出来ないが、3メートル先にその地層はあった。77万年前の火山灰層を目印に地磁気逆転現象の痕跡が確認できる世界でも類を見ない希少な地層で、天然記念物に指定されている。


77万年前に、逆転して今のN極とS極となったことなど学校の理科では教わっていない。地殻変動が要因とは言え、
悠久な地球の営みにロマンすら感じた。

(2)大福山登山(だいふくやま)
標高285メートルの展望台からは上総の海と山が360度遠望でき、コロナから解放された気分であった。
300メートルほど歩いて山頂の「白鳥神社」で昼食を摂り、休憩。


「白鳥神社」は日本武尊の魂が白鳥となって飛来したという伝説があり、その名前がある。神社奥に尊を祀った剣形の
塚があり、地元の産土神として毎年4月、「はしご獅子舞」が演じられる。千葉県下で最も標高の高い場所にある神社である。


(3)中瀬遊歩道
下山後宿泊先の「民宿さかや」に車を駐車し、先ず、養老渓谷のシンボル「観音橋」を見学した。
「観音橋」は養老川に架かる二連の太鼓橋。朱塗りの欄干と紅葉のコラボが見事であった。


事前に観光協会に確認すみであったが、予定の「中瀬遊歩道コース」は、2年前に房総半島を襲った台風の影響で
ルートが寸断され途中から折り返すことになった。2日目の「滝巡りコース」も同様であった。残念至極。!!


{共栄トンネル}
新旧2つのトンネルが不思議な二階建てを構成する全長110メートルの素掘りのトンネル。現在は延長された1階側から出入りしている。


養老川の清流と紅葉


受付時刻の15時より20分前に到着したが、快く受け入れてくれ、早速「黒湯」の温泉風呂で汗を流す。
18時の宴会まで部屋に集まり大作氏差し入れの銘酒で歓談。その流れで宴会も大盛り上がり。宿の料理は
自家製コシヒカリと近海の魚、旬の野菜で盛りだくさん。食べきれないほど。家族的な対応にも感謝感激!!

2日目   粟又の滝・滝巡りコーストレッキング・大多喜城見学・濃溝の滝
(1)粟又の滝・滝巡りコース


房総一の名瀑と言われる「粟又の滝」は100メートルにわたって滑り台のようなゆるやかな岩肌を流れ落ち、
幻想的な美しさで人々を魅了している。関東最後の紅葉スポットと言われる養老渓谷の美しさに魅了された。
台風被害で滝巡り遊歩道沿いの大小さまざまな滝まで足を延ばせなかったのは残念!!

(2)大多喜城分館
徳川四天王の一人本多忠勝が1590年(天正18年)から11年間居城とし、10万石の城下町を作り上げ、その後
明治4年廃城となるまで280余年続いたこの城は、本丸跡に昭和50年歴史博物館として再生し、歴史をとどめている。
房総の中世・近世の城郭とそれに関わる武器、武具や調度品・古文書及び武家社会や城下町の生活に関する資料を
展示している。今回「兜」の特別展が開催されていたが、カブトムシの標本まで展示されていたのが、愉快であった。



(3)濃溝の滝(別名亀岩の洞窟)
君津市笹にあり、亀山湖の近く、洞窟に差し込む朝日がスポットライトのように岩肌と川面を照らし、ハート型を作り出す
幻想的な観光スポットとして話題になり,近年人気を集めている。


道の駅で昼食をとり、14時50分解散、各車流山に向かい帰路につき、無事帰宅。
63年法卒  川口 清