2024年11月29(金)、今年納めの散策会は東大のイチョウ並木の散策で、8名の校友が参加しました。
赤門は大名家が将軍家から姫君の嫁入れを賜わった時だけ、名誉の証に正門を赤く塗り直す事ができたそうです。江戸時代には今の国会議事堂の前にあった井伊家上屋敷も赤門だったそうですが、現存するのは前田家(東大)の赤門だけだそうです。
正門をくぐると紅葉の美しさに一同から感嘆の声があがりました、記念撮影してから各自紅葉狩りの為しばし自由時間になりました、ここも外国からの特に中国語の観光客が多くみられました。参加出来なかった方も写真でお楽しみください。
黄葉のイチョウと青葉のイチョウ、そして青い空とのコントラストが大変きれいでした。
三四郎池は元々徳川三代将軍家光公が加賀藩邸を訪れるため出来た庭の池(心地池)で、夏目漱石の小説「三四郎」の舞台になったことから現在は三四郎池と呼ばれています。
懐徳館庭園は旧加賀藩15代の前田俊嗣氏が明治天皇の行幸を願って自宅の庭園を作庭し寄贈した庭園です。1年に一度ホームカミングデーの日だけ入園できるそうです。
七徳堂は昭和13年にできた武道場、早稲田であえていえば生協の隣りの17号館に相当し、写真をよくみると東大剣道部の看板がみえます。
524席もある地下の中央食堂、撮影禁止なんで入口から逆にカメラをむけて撮影しました。
忠犬ハチ公の主人である上野先生は東大農学部の博士、2015年ハチ公没後80年を記念して募金により農学部の正門のそばに二人の銅像が置かれました、渋谷のハチ公像があまりにも観光化してしまいゆっくりとみるならこちらの銅像だと思います。散策ポイントの地図は上記の通りです、時間の関係で下見した全てのポイントは散策できませんでした。
東大の敷地の広さや二つある庭園、立派な正門、安田講堂を筆頭にした重厚で味わいのある校舎、東大の凄さが分かりました。
一方商店街や古本屋が校舎を暖かく包み、門のない正門、大隈講堂や新旧の校舎がバンランスよく並ぶ早稲田の森は心の「ふるさと」なんだなと今回改めて感じました。しかしながら早稲田の角帽も美しい東大のイチョウ並木には脱帽でした。
笠井敏晴 (散策会世話人 1972年 教育学部卒)
PS:下見の11月6日、たまたま淡青祭(応援部による年1回の発表会)の勧誘デモンストレーションが安田講堂の前で行われており写真に収めてきました。
以上