散策会

(第50回)参議院・憲政記念館見学

50回散策会は、16名が参加。参議院見学⇒憲政記念館(旧尾崎行雄記念館)見学⇒国会前庭園散策⇒地下鉄国会議事堂前駅で解散の2時間のコースで実施された。

・参議院見学。
地下鉄千田線議事堂前駅から徒歩10分ほどで国会正門の裏側にあたる参議院参観受付に到着。受付にて飛行場と同じように、手荷物検査と検査機よる金属製品チェックを受けた後、参観者用ロビーで約15分程度待機。ロビーには、国会の仕組みや歴史の展示コーナーや諸参考資料も展示されていた。また、2名ずつ着席できる模擬議席のコーナーがあり、参加者が交代で着席し記念写真を撮った。


定時をやや過ぎた時点で他の参観者と一緒に見学を開始。見学に先立って議会職員から受付で渡されたパンフレットは入場証に代わるものであり手荷物の中に入れないようにとの注意があり、併せて撮影禁止と飲食の禁止を言われる。見学コースは1時間、御休所(後述)前広間を除きすべて廊下は絨毯で敷き詰められ、多人数の歩く足音もせず、天井は高く圧迫感も感じない快適な見学コースであった。他方垣間見た警務室等裏方の執務室がある部分は、天井が低く廊下も狭隘となっており執務環境としては「?」と思われた。

最初に3階の本会議場の傍聴席に引率された。本会議場は2階にあり傍聴席から俯瞰できる形になっている。
本会議場はテレビの国会中継で見る議場より狭く、議席も窮屈ではないかとの感じがしたが、大正9年に着工、昭和11年に完成という長い歳月をかけて建設されただけに重厚感があり、また、議場の周囲を飾る欅材への木彫や天井のステンドグラス天窓等そこかしこに昭和の意匠を垣間見ることができた。
議場は参議院が旧貴族院から引き継がれた関係から本会議場の一番奥に天皇陛下が国会開会式に出席された時の席(お席)があることが衆議院との違いとの説明があった。3階には最前列に記者席があるほか衆議院議員の傍聴席や外交官の傍聴席等があった。

傍聴席は建設当時の日本人のサイズに合わせたのかと推測するが、前後の間隔が非常に狭く長時間の傍聴には適さないかもしれないと感じた。本会議場見学の後、中央広間、御休所等を見学。中央広間は、国会の外観の特徴である中央の高い屋根部分の真下にあり、2階から6階まで吹き抜けとなって。広間の4隅には、大熊重信、板垣退助、伊藤博文の3銅像と台座のみとが飾られているとのこと。このうち台座は「政治に完成はない、未完の象徴」の意味もあるといわれているとのこと。広間を3階から見下ろす形で見学が行われたため銅像が2つ見てとれたが、残念ながらどれが誰の像であるかは判然としなかった。

御休所は、3階にあり国会開会式当日、天皇陛下が議長や副議長のあいさつを受けるためや休息の部屋であり、檜材をつかった部屋で、安土桃山時代の様式をとりいれた当時の工芸の粋を集めた格式の高い豪華な造りとなっているとのこと。

御休所前広間は床に大理石のモザイクがはめ込まれ、特に御休所入口は1つの大きな大理石を彫りぬいたもので2~3cmの厚さがあり摩耗することはないとの説明があった。建物内の見学後は全国の都道府県から寄贈された木々が植えられている小道を通って国会正門わきの出口から外に出る。

高口(奥様)・小川・山本・塙・菅原・奈良・石橋・徳竹(奥様)・徳竹・漆野高口・川口・今井・詫摩・松岡・鈴木

・憲政記念館見学
正門前の横断歩道を渡り10分弱で憲政記念館に行く。憲政記念館は尾崎行雄記念館を吸収して建設された建物であり1階に尾崎行雄に関するコーナー、2階部分に憲政の歴史コーナーがあり、歴史コーナーにある「憲政史シアター」では議会の黎明期から今日までの「憲政の歩み」の映像が「立体ビジョンコーナー」では帝国議会における衆議院の模様が立体映像で見ることが出来、憲政史に関心のある方にとっては興味のある資料館と感じられた。

憲政記念館を見学後、続きの洋式庭園である国会前庭園の北地区と道路を挟んだ南 地区公園を散策後。北地区庭園は旧彦根藩の上屋敷や旧参謀本部や陸軍省の跡地であり、 東側には外堀通りを挟んで皇居のお濠が見えました。この庭園の時計塔のそばに、日本 国内で測量を行う際、高さの基準(原点)となる金属プレートを格納した日本水準原点 票庫がありその場所は海抜24.4140mと記載されていた。この建物は小さいながら東京都 の指定文化財に指定されている貴重な明治時代の建物とのこと。また南地区公園には池 もあり静かな公園でした。両公園とも手入れがよく行き届いており、散策するには最適 な場所と見受けられましたが、我々散策会会員以外ほとんど散策している人もなくも、 一般にも知られていないようでした。
公園を出て千代田線国会議事堂前駅で16時に解散。

山本 正紀(1964年 商学部卒)